老け顔や鼻唇溝が悩みの人におすすめのフェイスリフト。
しかし、若返りのためにフェイスリフトの手術を受けたいけれど、どうしても気になってしまうのが術後の腫れです。
見た目に問題が生じると働きながら受けるのが難しくなってしまうし、長く休む必要があります。
また手術後の腫れのピークはいつなのか、少しでも予防できるとしたらどんな方法があるのかも気になりますよね。
そこで今回はフェイスリフトの手術後の腫れのピークはいつなのか、4つの予防方法についてご紹介します。
フェイスリフト手術後の腫れについて
フェイスリフトを受ける人の多くが気にする術後の腫れ、なるべく少なく済ませたいですよね。
顔を引き上げるための方法は主に3種類あり、それぞれ状態も異なります。
では具体的にどのような方法があるのか、赤みなどが出やすくなる頻度なども含めて見ていきましょう。
皮膚だけを引き上げる方法
目に見えている部分の皮膚表面のみ引っ張って上げる、年齢肌によるたるみ改善のための手術があります。
一見手軽なように見えるのですが、実は皮膚を引っ張ることで耳の変形を招いたり高い確率で傷跡が残る可能性があるのです。
傷口が目立つようになると、そこが赤くなってしまうことがあります。
軽い人は特に何もせず自然に引いてきますが、症状が重いと痛みもでてきそうですね。
皮膚だけを上げる場合には、副作用に気をつける必要があるでしょう。
骨膜下リフトで引き上げる
皮膚だけを上げるのとは違って、頭部を切開しなければならない大掛かりな方法となります。
頭部から内視鏡を使って、顔の骨膜の下から筋肉組織を引き上げるのです。
大掛かりな手術となるため、やはりダウンタイムが長いことで知られています。
腫れは数日続き、痛みや傷跡の回復も時間がかかるのが特徴です。
すぐに仕事に復帰したいなど、回復の時間が十分取れない人には向かない治療方法になります。
SMAS(表在性筋膜)法
SMAS法は皮膚だけを引き上げるのではなく、皮膚の下の表在性筋膜も一緒に引き上げる方法です。
筋肉も一緒に上げることで仕上がりが美しくなり、たるみがしっかり改善されます。
最大の魅力は腫れや傷跡が少ししか出ないことで、1週間ほどで全くわからなくなるほどです。
傷口は耳の付け根で、膨らんだ箇所も髪の毛でカバーできるのでバレにくいのが人気です。
皮膚、皮下脂肪、筋肉全ての組織を引き上げるので、シワやたるみなどの年齢肌に対して効果を実感しやすくなっています。
フェイスリフト手術後の腫れのピークは?
フェイスリフトにはさまざまな種類がありますが、方法によって手術後の症状のピークは異なります。
皮膚だけを引き上げたり頭部を切開して骨膜下から引き上げたりするのは、結構大掛かりなため時間もかかります。
これらの方法は回復期間であるダウンタイムも長い傾向にあり、一般的に術後4日目がピークになることが多いです。
1週間経っても傷口がわかるということも珍しくなく、急いで回復させたい人にとってはイライラすることもあるかもしれません。
しかしSMAS法の場合はメスも最小限しか入れず、負担をあまりかけないのが特徴です。
SMAS法では一緒にヒアルロン酸注入などをおこなうことも多いのですが、ほとんどダウンタイムが長くなるようなことはありません。
傷跡や痛みなどを最小限に抑えることができて、助かると評判の方法なのです。
そのためダウンタイムが他の方法に比べて短く、1〜2日で痛みなどはとれて1週間でほとんど気にならなくなります。
症状のピークを感じることもなく回復していくので、急いで復帰したい人などにおすすめです。
ピーク時期を知っておくことで、それに合わせて予定を組めるのでぜひ把握しておくようにしましょう。
フェイスリフトで腫れが出にくくなる方法
フェイスリフトは方法にもよりますが、やはり多少の腫れが出る場合が多いです。
しかしできることなら、最低限の症状で抑えたいところですよね。
フェイスリフトで腫れを抑える予防や対処方法について、主に4つみていきましょう。
高周波の温熱トリートメント
術後の回復力を高めて、少しでもダウンタイムを短縮する方法として高周波の温熱トリートメントがあります。
高周波による熱を肌の奥まで届かせることで、肌代謝を高めて治りをよくしていきます。
痛みやむくみ、傷口の治りを早めるなどのほかにハリを与えて美肌に導く効果もあるのです。
美容外科クリニックでオプションとしてあるところを探してみると、ピーク時の症状が軽くなるなど少し術後の経過が良くなるかもしれませんね。
だいたい週に一度くらいの頻度で高周波温熱トリートメントを受けていれば、アフターケアとしては最適です。
当日はメイクなどをしない
術後すぐの時点であまり見た目に変化がなかった場合には、ついついその日にでもメイクをしたくなってしまいます。
しかし痛みやむくみなどのピークは術後数日経過してから出てくるので、当日のメイクは避けたいところです。
少なくても痛みや不快感がなくなってからメイクすることで、ピークの症状の時にひどくならずに済みます。
中には当日からメイク可能としている病院もありますが、なるべくならメイクはしないで清潔を保つことが大切です。
当日は大きめのマスクなどをして、目立たないようにすればメイクはしなくても大丈夫ですね。
すぐに身だしなみを整えたい気持ちはわかりますが、病院の指示に従いながら少しの間我慢しましょう。
当日の入浴はシャワーにする
手術後は痛みもあるのであまりゆっくり湯船に浸かって入浴する人はいないかもしれませんが、やはりシャワーにしておきましょう。
このときできれば顔にお湯がかからないように気をつけて、短時間で済ませるのがポイントです。
長い時間入浴していると体温が上がりやすくなるので、痛みや腫れがひどくなりやすいのです。
ダウンタイムの間は湯船につかると術後の症状が悪化する可能性があるので、最低でも1週間くらいは避けた方が良さそうですね。
当日はシャワーを体だけ浴びて、あまり無理はしないようにしましょう。
痛みなどが気になる場合は、お休みすることも大切です。
しばらくは顔を動かさない
顔を動かさないというのは、顔の表情を大きく動かさないということです。
リフトアップをした後は糸の引きつれ感や頬の痛みなどの不快感が起こりやすいので、なるべくおとなしめの表情で抑えましょう。
筋肉や皮膚の痛みが少し治まってきたら、少しずつ表情筋を動かしていって慣らしていくと良いですね。
痛みがあるうちはできるだけ人と会わない、テレビを見ないなど工夫することでダウンタイムを短縮できます。
まとめ
フェイスリフトの手術後の腫れのピークはいつなのか、4つの予防方法についてご紹介してきました。
皮膚のみや骨膜下、そしてSMAS法という3つの種類がありますが、それぞれダウンタイムの長さが異なります。
最近では医療が発達してきているので、ダウンタイムも短くなってきています。
もっともダウンタイムが短いのがSMAS法で、体への負担も少なくなっているのです。
とはいっても何ヶ月もかかるわけではなく、腫れのピークは術後4日ほどですが、少しでも症状を抑えるには入浴のタイミングや方法などを考える必要があります。
そのほか高周波温熱トリートメントや表情を動かさないなど、対策をしっかりして術後のケアをしていきたいですね。