年齢とともに顔のたるみが気になってきて、いつも疲れた印象になっていませんか?
肌が重力に逆らえなくなってきて筋肉が垂れ下がってしまう状態は、メイクでもなかなかカバーできなくて辛いですよね。
でも毛穴とともに垂れ下がった見た目を改善するには、メスを使った手術をしなければならないイメージです。
メスで切開するとなると体への負担なども気になってしまいますが、実は切らなくても大丈夫なレーザー治療があります。
そこで今回はたるみは切らない方法でも大丈夫なのか悩み気になっている人に向けて、レーザー治療で引き締める方法について詳しくご紹介していきます。
たるみ取りのレーザーが向いている人
たるみが気になる中で負担の少ないレーザー治療をしたいけど、効果があまり期待できないのでは?と思われがちです。
実は表情筋が垂れ下がってしまうのは、肌の一番奥にあるSMAS筋膜層のコラーゲンが減少するため。
従来の治療では、なかなかSMAS筋膜層まで照射を届かせることが困難でした。
しかし最近では、がん治療にも使われているスポット式照射を活用したHIFU(ハイフ)がたるんだ肌に応用されるようになっています。
では具体的にどんな人にHIFUが向いているのか、詳しく見ていきましょう。
手早く若々しくなりたい
美容整形手術をするために顔にメスを入れるとなると、大掛かりで躊躇してしまう人も多いですよね。
一方で日常生活にも支障がなく、手軽に受けられる治療方法ならば簡単に受けることができます。
手早く若々しい印象になれるので、今すぐにでもイメチェンをしたい人に向いていると言えるでしょう。
リフトアップをしたいけど、なかなか大掛かりな手術は抵抗があるという人におすすめです。
少ない回数で効果を得たい
レーザー治療と聞くと、何度も病院に通わなくてはならないのでは?と不安になる人も多いです。
何度も通院が必要だと、時間がない人などは施術が困難になります。
HIFUは基本的に一回のみの施術で効果を実感できるので、何度もクリニックに通わなくても良いというメリットがあるのです。
効果を継続させるためには定期的に治療が必要ですが、6〜12ヶ月スパンとなります。
タイミング的には一年に一度ほどで済むので、普段なかなか時間が取れない人にもおすすめです。
はっきり違いを実感したい
今までの治療方法では真皮層までしか照射されなかったため、あまり効果を実感できない傾向にありました。
しかしHIFUの場合はピンポイントで照射するため、さらに奥のSMAS筋膜層まで届いていきます。
筋肉の層まで到達することで、表情筋にダイレクトに影響するのです。
確実に照射した箇所に効果を実感できるため、広範囲の治療方法と併せておこなうとより効果的です。
施術後の満足度も高いのが特徴なので、今まで思い描いていた結果とは少し違うかもしれません。
長く引き締めていきたい
たるんだ部分やしわができているところを、手っ取り早く改善できるのがヒアルロン酸です。
負担もなく手軽におこなえるのが魅力ですが、効果の持続期間が短いデメリットがあります。
ヒアルロン酸注入の場合、3〜6ヶ月ほどで体内にヒアルロン酸が吸収されてしまうのです。
そのため短い期間でもとの状態に戻ってしまうため、何度もやり直さなくてはなりません。
しかしHIFUは継続期間が6〜12ヶ月と長いので、何度も病院に通う必要はないのです。
さらに嬉しいことにHIFUを続けていた方が効果の継続期間が過ぎても、積み重ねて引き締まった状態になることがわかっています。
長く引き締まった見た目を継続したいという人には、非常におすすめな施術なのです。
たるみを取るレーザーのメカニズムとは?
メスを使わなくてもたるみを取って、ハリのある肌に導いてくれるHIFU。
そのメカニズムはどうなっているのか、特徴などを把握しておきたいですよね。
主に3つの特徴について、詳しく見ていきましょう。
SMAS筋膜層に熱を加える
リフトアップをするために手術でメスを入れたとしても、今までSMAS筋膜層には届きませんでした。
肌の奥深い部分にアプローチすることで、加齢とともにたるんできやすい表情筋を引き締めます。
スポット式で、点状に照射をすることでピンポイントで引き締め作用を得ることができるのです。
外科手術でも他のレーザーでも届かなかった部分に届くので、手軽なのに効果は非常に期待できるといえるでしょう。
SMAS筋膜層まで届くというのが、HIFUの大きな特徴なのです。
細かく小さな範囲を照射
がん治療にも使われるくらいなので、非常に細かく小さな範囲をピンポイントで狙えるのも特徴のひとつです。
小さな傷を点状に与えることで、周りの正常な細胞が傷ついたコラーゲンを修復していきます。
細かく多くの傷をつければつけるほど、コラーゲンの修復が活発になるのです。
自然治癒力を利用している方法なので、肌に負担を極力かけずに自然に肌のリフトアップが期待できます。
非常に小さい範囲を点状に照射できるHIFUだからこそ、よりたくさんのコラーゲンが修復していくのです。
日常生活に支障が少ない
どの美容整形もダウンタイムが気になる、という人も多いのではないでしょうか。
HIFUは非常に細かい範囲を照射をして肌の奥深い部分に作用するため、施術後はすぐにメイクをすることができます。
外から見えている部分である肌の表面には、全く傷は残らないのです。
ダウンタイムがほぼないため、休みがなかなか取れないという人でも安心です。
たるみ取りのレーザーと併用したい施術
HIFUは肌がたるんできて悩んでいる人にぴったりですが、他の施術と併用することでより効果を高めることができます。
どのメニューもHIFUの働きを助けるものばかりなので、カウンセリングで医師と相談しながら同時予約すると良いでしょう。
では具体的にどんなメニューを併用したら良いのか、詳しく見ていきましょう。
他の皮膚層にも加熱する
HIFUはSMAS筋膜層を照射する治療方法ですが、サーマクールのような真皮層まで届く方法と併用するのがおすすめです。
より広い範囲を加熱することで、高い引き締め作用を得ることができます。
HIFUはじっくり効いていくのと、サーマクールの素早く作用する特性を活かして確実にリフトアップしていくでしょう。
コラーゲンの生成を促進
照射した部分は傷ができることで、周りの傷ついていない正常な皮膚細胞がコラーゲンの修復をおこないます。
イオン導入のメニューを追加するとコラーゲンの生成を促進するため、自然治癒力にプラスアルファの効果が期待できるでしょう。
よりコラーゲンを修復しやすい環境を整えて、レーザー治療の良さを実感していきたいですね。
まとめ
たるみは切らない方法でも大丈夫なのか気になっている人に向けて、レーザー治療で引き締める方法について詳しくご紹介してきました。
がん治療に使用されている細かい照射を、表情筋の筋層まで届かせるのがHIFUです。
細かく点状に照射するのが特徴でダウンタイムもほぼ心配いらないため、時間がなくても手軽にリフトアップしたい人に向いています。
手術までは悩み躊躇ってしまう人も、レーザー治療で数年先も若々しくいたいですね。