毎日鏡にうつる自分の姿を見ると、しわが増えてきて以前に比べて老けて疲れたように見える…。
もしかしたら顔の皮膚が重力に逆らえず、下がってきているからかもしれません。
そんな時に効果的なのが、リフトアップです。
いくらダイエットしても小さくならない顔も、病院でフェイスリフトをおこなうだけで10歳も若返ったように見えて小顔効果もあため、非常に人気があります。
ても具体的にどのような方法なのか、気をつけたいことなどはあるのかなど気になりますよね。
そこで今回は顔を10歳若返らせたい人に向けて、病院でおこなえるリフトアップの方法についてご紹介していきます。
顔のリフトアップの方法とはどんなもの?
病院でおこなう顔のリフトアップの方法とは、どんなものがあるのでしょうか。
簡単なものから糸の力で皮膚や筋肉を引き上げる方法、皮膚や筋肉を切り取って引き上げる方法など様々な種類があるのでみていきましょう。
手軽にヒアルロン酸を注入
病院でできる方法の中でも、特に手軽にできるのがヒアルロン酸注入法です。
皮膚のたるんだ部分の中でへこんでいるところにヒアルロン酸を注入することで、凹凸をなくしてたるみを取り去ります。
また肌が全体的にふっくらした感じになるので、たるみだけでなくシワにも効果的です。
深いシワなどにはあまり効果はありませんが、少しのシワやたるみならヒアルロン酸でだいぶ目立たなくなります。
ヒアルロン酸はもともと人間の体の中にある保湿成分なので、徐々に吸収されてやがて元の状態に戻るのが特徴です。
長く効果を持たせようとしても、3〜6ヶ月ほどで元に戻っていくのがデメリットといえるでしょう。
しかし手軽さと経済的な面からいっても、メリットの方が多い方法です。
糸を使ったスプリングリフト
スプリングリフトは皮膚の下に糸を通して、皮膚を引っ張り上げることでたるみを改善する方法です。
頭皮の目立たないところから糸を顎や鼻の横などに向かって埋め込んで、引っ張って伸ばすのです。
糸には四方に細かいかえしが付いているので、皮下脂肪層で筋肉をグイッと引っ張ってくれます。
糸リフトの場合は熟練した医師でないと、糸が透けて見えたりデコボコしたりと失敗することもあります。
しかし、しっかりした美容外科クリニックで施術を受けることで、全体が引き上がって若々しい印象になるのです。
糸を使ったリフトは術後も腫れや赤みが少ないことが多いので、すぐにメイクができるなどのメリットがあります。
効果抜群のリフトアップ手術
少し大掛かりな手術にはなってしまいますが、若返りの効果が抜群の方法があります。
耳の前の付け根部分を切開して、中の筋肉を引っ張り上げて全体をリフトさせる方法です。
効果が長い期間続くことが最大のメリットで、傷跡ももみあげがかかる部分なのであまり目立たないでしょう。
人体を切り離したのちに再び固定して、若々しく頬が上がった感じの状態にします。
ほうれい線などたるみが原因で起こる老化現象も軽減して、小顔にもなっていくのです。
ただ大掛かりな手術なので、リスクもそれなりにあるのがデメリットでしょう。
スプリングリフトの特徴
たるみを引き上げて若々しくなりたいけど、大掛かりな手術は怖いし時間もないという人は多いですよね。
そんな人は大掛かりな手術ではなく、糸を通すだけのスプリングリフトはいかがでしょうか。
糸を通す際に手術が必要ですが、大掛かりなものではありません。
では具体的にスプリングリフトの特徴について、詳しくみていきましょう。
フェイスリフト手術に匹敵するキープ力
スプリングリフトには、筋肉を引き上げるために4方向にかえしがついています。
引き上げた状態を長くキープするので、効果はフェイスリフト手術に匹敵するほど。
高い効果を期待するけど、大きな手術は抵抗がある人にオススメです。
痛みが少なくすぐにできる
引き上げるために通す糸は伸縮性が高いものであるため、スッとまっすぐ通せて時間短縮できるようになりました。
短時間で素早く手軽にできる施術とあって、受けた人の痛みや腫れを最小限に抑えることができます。
状態によっては、その日のうちから違和感なくメイクできるという人もいるくらいです。
糸が伸びて表情が作りやすい
糸で顔を引っ張るのだから、せっかくリフトアップしたとしても表情が突っ張って作れなくなるのでは?と思いますよね。
しかし埋め込んでいる糸は伸縮性バツグンなので、表情を作るたびに表情にフィットします。
術後に突っ張ったようになって自然な表情を作れないなどということはないので、違和感がほとんどありません。
副作用が少なく回復しやすい
術後の主な副作用は、顔が腫れたり痛みが出たりすることです。
顔のリフトアップに興味はあっても、なかなか副作用が怖くて外に出られない場合も多いでしょう。
しかしスプリングリフトは弾力があり、自然にたるみを解消できます。
腫れなどが起きたとしても、だいたい翌日にはかなり回復しているのが特徴です。
ダウンタイムが短いと、忙しい人にとっても休む期間が短くなってありがたいですよね。
術後そこまで長く療養できないという人にも、短期間で回復する点が向いています。
スプリングリフトのやり方・手順とは?
大掛かりなものではなく、手軽に糸を使って引き上げるスプリングリフト。
病院ではどんな手順で施術されるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
ではスプリングリフトを使ったリフトアップのやり方の流れについて、詳しくみていきましょう。
カウンセリングで肌を見る
まずはカウンセリングを受けて、今の肌の状態やフェイスラインなどの悩みを医師と話し合います。
医師はカウンセリングを通して、患者にとってより良いスプリングリフトの方法を2種類から選んでいくのです。
糸をまっすぐ通して頬などを引っ張り上げるのが「ストレート法」で、目の横で一度糸を束ねて引き上げるのが「投網法」です。
顔の作りやたるみの状態を診て医師が方法を選びますが、ストレート法と投網法でどちらがより良いなどの甲乙はつけられません。
スプリングリフトを埋め込む
しっかりした管理下で手術がおこなわれて、スプリングリフトを皮下脂肪層に埋め込みます。
埋め込む時間は1時間半程度で、髪の毛が生えている部分から糸を入れるので傷跡は目立ちません。
局所麻酔でおこなえるので、体への負担も少ないと考えられます。
たるみが酷い場合などはスプリングリフトを埋め込む際に、同時に脂肪注入や脂肪吸引などをおこなっていきます。
術後の経過観察をおこなう
糸を埋め込んでから1〜2日のダウンタイムを経て、後日に術後の経過観察をおこないます。
傷口からバイキンが入っていないか、引き上げに関して問題が発生していないかなどを見ます。
糸を入れてからおよそ3週間ほどで、コラーゲンの通り道ができて肌がふっくらしてくるのを実感できるでしょう。
医師による経過観察時には、気になることを遠慮せず質問して不安のないようにしておくことが大切です。
顔のリフトアップ後は以前と同じように問題なく生活できる?
無事に糸を埋め込んで経過観察を終えて顔の引き上げができたところで、やはり気になるのが前と同じように生活できるのか?ということです。
よく聞く副作用の中に「表情がうまくつくれない」ということが挙げられます。
しかしきちんと病院を選ぶことで、表情とともに糸が伸び縮みして表情に不自然さは出なくなります。
また糸は弾力性や伸縮性が高いだけではなく、耐久性があるのが特徴です。
埋め込んでから糸が緩んでくるということもないので、効果が長続きします。
柔らかく曲がるので皮膚から飛び出すこともなく、安全性や見た目に関して多くの人が満足しているのです。
仕上がりが医師の腕によるところが大きいのが糸によるリフトアップのポイントなので、熟練した医師による施術を受けたいですね。
まとめ
顔を10歳若返らせたい人に向けて、病院でおこなえるリフトアップの方法についてご紹介してきました。
最近はフェイスリフトを行う人が非常に増えてきましたが、フェイスリフトといってもいくつかの種類があります。
病院で受けられるのはヒアルロン酸注入や糸リフト、さらにフェイスリフト手術などです。
ヒアルロン酸は持続性があまり期待できないことや、フェイスリフト手術は大掛かりになるのが気になるところ。
しかし糸を使ったスプリングリフトは体や皮膚に負担をかけずに、10歳ほど若返ったようにたるみを解消していくのです。
持続性があるので効果が長く続き、さらにダウンタイムが非常に短いという特徴があります。
スプリングリフトを安全に受けるためには、熟練した医師のいる質の良い病院にかかることが重要です。
カウンセリングやアフターフォローがしっかりしていて、腕の良い病院を見つけて若々しさを保っていきたいですね。