加齢とともに気になってくるのが、他でもない目の下のたるみです。
だんだんと色素沈着もしてきて、クマのように見えてしまいます。
その人の第一印象が決まるパーツでもあるので、やはり変化があると気になるもの。
そこで今回は目の下のたるみが気になる人に向けて、改善するにはどんな方法があるのかを詳しくご紹介します。
目の下のたるみを改善する手軽な方法
気になるたるんだ部分が出来たばかり、あるいは少し気になる程度という人は手軽な方法から試してみるのも良いですね。
主に注射を使った方法なので、ダメージがそこまでなく行うことが出来ます。
では具体的に2種類の方法について、みていきましょう。
手軽なヒアルロン酸注入
美容外科クリニックでのプチ整形といえばコレ!といえるのが、ヒアルロン酸注入です。
体の中にもともとあるヒアルロン酸を注入することで、たるんだ部分にハリをもたせてわからなくしてくれます。
手軽なだけではなく金額も安いので、手術をする勇気はないからまずは注射だけ…と考えている人にピッタリです。
ただヒアルロン酸は効果の持続時間が短く3〜6ヶ月程度で体に吸収されてしまい、元に戻ってしまいます。
スーパーヒアルロン酸の場合は1〜2年効果が続くので、通院の頻度は下がるでしょう。
処置時間も短く、その日のうちにメイクができるなどダウンタイムがほぼないことが最大のポイントです。
半永久的なアクアミド注射
アクアミドはヒアルロン酸よりも形成力があり、10年以上と半永久的な効果の持続が期待できます。
ふっくらとしたハリが出て、たるんだ部分を若々しく見せるのに最適です。
アクアミド自体に副作用などもほぼなく、安全性が高いのが特徴となっています。
注射なのでダウンタイムはほとんどなく、処置時間も5分くらいで終了します。
たるんだ部分だけでなく、深く刻まれたシワにも効果的です。
ヒアルロン酸よりも値段はかなり高くなりますが、長いスパンで見るとお得になります。
糸リフトで改善できる
垂れてくる印象になるのは筋肉が加齢とともに重力に逆らえなくなったためなので、主に顔の引き上げが効果的です。
中でも安全性が高いのが、糸を使ったリフトアップ方法となっています。
では糸リフトについて、詳しくみていきましょう。
糸リフトはどんな手術なの?
糸リフトは顔の筋肉に、返しがついた糸を通して引き上げます。
目元だけではなく下がった頬や鼻の横のシワ、ほうれい線などを全体的にリフトアップさせるのです。
体に吸収される溶ける糸を使っているので、抜糸の必要もありません。
1〜6ヶ月ほどかけて肌にゆっくり馴染んでいき、顔全体を引き上げていくのが特徴です。
効果持続期間はどれくらい?
糸リフトの効果持続時間はどのくらいなのでしょうか。
糸リフトは3〜10年ほど効果が持続するので、長い時間若々しい雰囲気を保つことができます。
効力が弱くなってきたら再び同じ処置をすればまた若々しさを維持できるので、8年くらいになったら一度医師に相談してみると良いですね。
ダウンタイムはどれくらい?
糸リフトはフェイスリフト手術に比べてダウンタイムもかなり短く、腫れや痛みが出にくい特徴があります。
腫れが出るのはだいたい3日〜1週間ほどで、さらに引きつった感覚が2〜3週間残る可能性があるのです。
糸が溶けてきて筋肉がなじんでくると、自然と引きつった感じはなおってきます。
引きつり方がきつい場合や痛みが続くとき、また左右で歪みが出ている時には病院に行くことをおすすめします。
たるみを手術で切り取って改善
症状が酷い場合には、手術で切り取っていかないと改善が見込めないことがあります。
一体どんな手術なのか、傷口が目立ったりしないのか気になるところがたくさんありますよね。
では余分なところを切り取る手術について、詳しくチェックしていきましょう。
切り取るのはどんな手術?
下まぶたを主に切開して、まぶた周りの余った皮膚や脂肪を吸い出して元に戻す方法です。
切開といっても切った後に皮膚をめくるわけではないので、腫れは少ない傾向にあります。
切り取った箇所は目立つ?
メスで切開と聞くと、傷口は大丈夫なのか?と思いますよね。
実はメスで切られるのですが、まつげが生えているところの境をキワに合わせて端から端に向かって切ります。
まつげの生え際に合わせて縫い合わせるので、術後の仕上がりがキレイだと評判です。
傷がわからずにしっかり余分なところを落とすことができるので、費用はかかりますが一度で済ませたい人にはおすすめです。
手術後のダウンタイムは?
手術をしたあとのダウンダイムは2〜3日で、少しだけむくみが出る場合があります。
むくみ自体はメイクでカバーできるレベルなので、対策すればそこまで気になりません。
病院に行くまではセルフ改善をしよう
筋肉の劣化は年齢を重ねるごとに悪化しやすい症状で、たるんでしまう前に予防のためのエクササイズをすることが大切です。
病院に行って処置してもらうまでは、セルフケアでたるんだ部分だけでなく周りの関連した筋肉も鍛えていくのが良いのです。
では具体的にどのようなエクササイズをおこなえばよいのでしょうか。
目の周りの筋肉を鍛えよう
眼の周りにあって、たるみが起こらないように眼球周りを持ち上げている「眼輪筋」を鍛えて目の印象を若々しくします。
眼輪筋の力が加齢とともに衰えてくると、眼がしょぼしょぼして老けた印象になるので注意しましょう。
眼輪筋をほぐすためのエクササイズはまず眼をぎゅっと閉じて、ゆっくり開いていって普段使わない筋肉も鍛えていきたいですね。
眼の下にある筋肉を鍛えよう
たるんだ状態は筋肉が加齢とともに衰えて、ダレてきてしまったのが原因です。
ただ普段からなかなか動かす機会のない場所であるため、どうしても筋肉が衰えやすい特徴があります。
この場所を鍛えるには眉毛の上の部分に指を当てて、指は動かさずに眉毛だけ上へとあげるように力を入れましょう。
上のまぶたが伸び切った状態を、5秒キープして元の状態に戻ってください。
これを1日に5回おこなうだけで、普段は使わない目の周りの筋肉を鍛えることができます。
眼の上にある筋肉を鍛えよう
上部分の筋肉も、意識しないと普段はなかなか動かさない筋肉のひとつです。
上を鍛えると下の筋肉も引っ張られるようになるため、加齢による垂れ下がりを防ぐことができます。
このエクササイズはとにかく筋肉を引っ張ることが大切なので、顔の表情筋をいっぱい使っておこなうようにしましょう。
まずは口を大きく「お」を作りながら開けて、顔はまっすぐ前を向いた状態で上を見ます。
こうすると鼻の下から頬のあたりがものすごく伸びる感覚があり、筋肉を鍛えている実感があるでしょう。
まぶたを閉じないように上を見つづけて5秒キープしたら、元の状態に戻します。
これを5回おこなって、衰えがちな箇所を鍛えてたるんだ部分を解消していきましょう。
美容外科などで施術を受けるのが一番効果的ですが、普段から筋肉が衰えないように家庭でもこうしたエクササイズをおこなうのは重要です。
普段から優しく顔の筋肉をマッサージするのもおすすめです。
病院での治療と同時並行で、いつも意識していきたいですね。
まとめ
この記事は余分なたるんでいるところが気になる人に向けて、改善するにはどんな方法があるのかを詳しくご紹介してきました。
最近では、目のたるみを改善するためにクリニック等で医師による施術を選ぶ人が多いようです。
簡単な方法としてはヒアルロン酸やアクアミドを注射するものがあり、その日のうちにメイクができて腫れも少ない特徴があります。
糸リフトは糸を使って顔の筋肉を引き上げる方法で、溶ける糸を使用するため自然で腫れやあざが少ないのが良い点です。
ダウンタイムが短いと生活に支障が出ることが少ないので、ありがたいですね。
また下まぶたを切開して脂肪やたるみを取る手術もあり、傷口がわからずにスッキリできると人気です。
自分に合った方法で、自身でエクササイズもしながら効率よくたるんだ部分を解消していきたいですね。