スキンケアをやっていても毛穴の開きが気になって、毎日のメイクのたびにため息をついている女性は多いのではないでしょうか。

締まりがなくなってくると汚れも入り込みやすくなり、さらにニキビなどの肌トラブルの原因にもなります。

また加齢によるたるみから、だんだんと締まりがなくなることもあるのです。

引き締めるために家庭でも頑張ってみるものの、なかなか結果が出ないと悩んでいる人も多いですよね。

そこで今回は毛穴の開きが気になる女性に向けて、原因や皮膚科でできる効果的な治療法の情報についてご紹介していきます。

毛穴の開きやたるみが起こってしまう原因とは?

鏡を見る女性

鏡を見てなんとなく引き締まっていない、黒ずみが気になるなどたるんで気になっている人も多いですよね。

でもどうして開いてたるんできてしまうのか、原因がわからなければ対処しにくいと思います。

実はたくさんの原因が隠れているので、主に3つみていきましょう。

皮脂の分泌が過剰になっている

リフトアップ

女性は月経周期によって皮脂の分泌量が変化していき、特に排卵が終わった後の高温期に量が増えていきます。

高温期に分泌量が増える黄体ホルモンが、皮脂を過剰に分泌する働きがあるのです。

皮脂がいつもより多くなると、それだけ詰まりやすい状態になってどんどん開いていきます。

詰まった古い角質や角栓は、開いていくのと同時に黒ずみとなってしまうのです。

また洗顔後に化粧水をたっぷりつけないと、乾燥して皮脂の分泌を促してしまいます。

見た目にも悪影響があり、メイクでもなかなか隠せなくなるので注意が必要なんですね。

ニキビがひどくなって跡になる

ニキビを気にする女性

ニキビはそもそも毛穴に詰まって取れなくなった古い角質などが酸化して、黒ニキビができるところからはじまります。

古い角質や皮脂などは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の大好物なのです。

黒ニキビになると肌にポツポツした黒ずみが目立つようになり、少しずつ毛穴が広がってきます。

ニキビが悪化すると黒からニキビの前段階である白ニキビ(コメド)となって、だんだん炎症を起こしてくるのです。

炎症が起きた状態が赤いニキビで、さらに膿を持ってしまうと黄ニキビとなります。

黄ニキビの膿を潰してしまうと、残念ながら跡が残る可能性が高くなるのです。

開きっぱなしの状態になるので表面がボコボコしてしまい、メイクでもなかなか隠れなくなってしまいます。

年齢とともにたるんできたため

美容

年齢を重ねる度に、エイジングサインが出て肌からハリが失われていって重力に逆らえなくなります。

重力に逆らえずに肌が下に垂れてきた状態が「たるみ」で、締まりがなくなってしまう原因のひとつなのです。

たるみを引き上げるのは簡単なことではないため、まずハリを与えてたるみが起きないようにすることが大切です。

ハリを戻せると、引き締まってつるんとした肌を取り戻すことができるでしょう。

毛穴の開きが悪化するとどんな状態になってしまうの?

不安

症状が悪化してしまうと、どんな状態になるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

ひとつひとつは小さい毛穴の開きですが、悪化すると見た目に大きな影響を及ぼしてしまうのです。

では具体的にどのようになるのか、ふたつの症状についてみていきましょう。

肌にポツポツと黒ずみができる

白衣の女性

肌にポツポツとした黒ずみができて、なかなか取れないと悩んだことがある人もいるのではないでしょうか。

実は黒ずみの正体は詰まった古い角質や皮脂で、角栓といいます。

角栓は本来クリーム色をしていますが、空気に触れて油分が酸化すると黒ずんでくるのです。

オイルタイプを避けたクレンジングなどで汚れを落とし、美容液などで保湿をしないとすぐに黒ずみが出てきます。

この黒ずみがニキビの原因になったり、開きを悪化させたりするのですね。

黒ずみは意外と目立つので、女性の肌の悩みの中でもいつも上位にくるのが「黒いポツポツ」なのです。

メイクでカバーしきれなくなる

化粧ポーチ

開いたまま悪化してしまうと、表面がクレーターのようになったりくぼみができたりします。

凹凸があまりにも大きいとメイクで自然にカバーするのが難しくなり、簡単には隠せなくなってしまいます。

メイクでカバーしきれなくなると、なかなかセルフケアでどうにかするのは厳しくなりますよね。

症状が悪化すると、あとは美容皮膚科などの病院に行って治療をしなければならなくなるのです。

本来ならここまでひどくなる前に、毛穴ケアをおこなって予防しておきたいところですね。

毛穴の開きは皮膚科での専門的な治療が効果的

病院

自分でなんとかケアをしてきたけど一向に悩みが解消しない、症状が悪化していくばかり…そんな人は皮膚科で専門的な治療をするのがおすすめです。

ひとりひとり肌の状態を診て、個別に最も適した方法で治療をしてくれます。

そのため効率的に短期間できれいな状態にして、悩みを解消していくのです。

では具体的にどんな方法があるのか、主に3つみていきましょう。

レーザー治療で引き締める

レーザー

レーザー治療の目的は非常に細かい穴を開けることで、自らの力でターンオーバーを促すことです。

ターンオーバーが乱れると古くなった角質を落とせずに、新しい皮膚が再生できなくなってしまいます。

そこで新しい皮膚ができるように、レーザーで助けてあげるというわけですね。

開いた部分のみならず、黒ずみや凹凸なども改善してくることが多い効果的な方法です。

痛みも少なく、日帰りでできることから人気が高い施術となっています。

レーザーは1ショットから金額がかかることが多いので、あらかじめ予算を決めておくと良いでしょう。

また肌の内部にレーザーを当てることで、真皮層からコラーゲンを生成する治療もあります。

ハリが戻るのでたるみも改善され、保湿効果も得られるので開いた部分が目立たなくなります。

ケミカルピーリングでケア

スキンケア

開いた部分が悪化してデコボコした表面になっている時には、ケミカルピーリングでケアをするのが効果的です。

ピーリング剤で古い角質をとって肌の表面をなだらかにして、ターンオーバーを整えていきます

ニキビ跡によるデコボコにも効果が期待でき、メイクでカバーしきれなかった見た目の悩みを解消してくれます。

ケミカルピーリングをおこなった後にイオンを導入することで、より美肌効果を実感できると人気の施術です。

リフトアップでたるみ解消

加齢によるたるみで毛穴が開いている場合には、リフトアップ術で引き上げるのも効果的です。

リフトアップはメスを使ったものではなく、糸を通して引っ張るタイプの施術ならばダウンタイムや刺激も少なく負担もほぼありません。

顔全体を引き上げるので間延びした部分がなくなり、引き締め効果を得ることができます

施術時間も短く便利な方法で、さらに自然と糸が体内に吸収されていくのが特徴です。

まとめ

この記事では毛穴の開きが気になる女性に向けて、原因や皮膚科でできる効果的な治療法についてご紹介してきました。

加齢によるたるみやニキビ跡など、さまざまなことが原因で締まりがなくなってしまうことがわかりましたね。

悪化すると黒ずみが目立ち、メイク等のアイテムではカバーしきれなくなってしまいます。

そうなったときにおすすめなのが美容皮膚科などでの治療でケミカルピーリングやレーザー、リフトアップなどがあります。

自分に合った方法でしっかり治療をおこなうことで、効率的に悩みを解消できるためおすすめです。

費用はかかりますが、短期間で効果を実感できてキレイになれます。

クリニック選びはランキングサイトも参考にしてみてください。

ぜひセルフケアとはまた違った方法で、治療をしてみるのも良いですね。