糸リフトといえばメスを使わない方法で、フェイスリフトの美容整形の中では手軽に受けられるのが特徴です。

溶けるタイプの糸を使って一時的に顔の皮膚組織を引き上げることで、リフトアップによりしわをなくしたり若返り効果が期待できます。

コラーゲンやボトックスと併用することで、より効果的に引き上げて輪郭を整え若々しい印象になりますね。

どの施術でもいえることですが、やはり気になるのは術後のダウンタイムのことです。

手術のあとの回復期間が長引くほど、生活に支障も出やすくなりますよね。

ではどのような過ごし方をすれば、少しでも早く回復していくのでしょうか。

そこで今回は糸リフトは負担が少ない方法なのか、ダウンタイムの期間や過ごし方について詳しくご紹介していきます。

糸リフトは体に負担が少ない理由とは?

笑顔の女性

フェイスリフトの美容整形と聞くと、体に負担がかかるような方法なのではないかと不安になります。

しかし実際はヒアルロン酸注入などと同じように体にほとんど負担がかからない方法でおこなうことができ、日帰りによる施術が可能です。

どうして体に負担がかかりにくいのか、その理由を主に3つ見ていきましょう。

メスで切開をおこなわない

手術

リフトアップさせるのにメスで切開はせずに、糸を挿入する際に針を刺すのみです。

メスで切開すると傷跡や痛みなどが治まるまでの回復期間が長くなりやすい傾向にあります。

切らずに顔を引き上げることができるので、体に負担をかけることなく受けられるんですね。

また初めて美容整形をするという人も、いきなりメスで切るような方法だと怖くなってしまいます。

でも切らないのであれば、多少敷居が低くなるのではないでしょうか。

料金も比較的安価なので、美容整形初心者でも安心して受けられるのが魅力なのですね。

麻酔はクリームタイプを使用

クリーム

手術の痛みを取るためにおこなう麻酔ですが、注射などでお薬を体に入れる方法は負担も大きいものです。

また部分麻酔だったとしても、副作用など心配な問題もありますよね。

顔を引っ張るために針を通す際、起こる痛みを取るのには麻酔クリームが使われます。

塗るだけで肌の表面が痺れてきて感覚がなくなってくるので、針を刺したとしても痛みを感じにくいのです。

また麻酔を注射するときの痛みを感じることもなく、不快感が非常に少ないのもメリットといえるでしょう。

体だけでなく、精神的にも負担が少ないと考えられます。

糸は体に自然に吸収される

頬に手をあてる女性

糸を使って顔の引き上げをおこなうと聞くと、異物を顔の皮膚の中に入れるのかと難色を示す人もいるかもしれません。

しかし実際に使用するのは溶けるタイプのもので、やがて体内に吸収されてしまいます。

つまり顔の中に異物が残ったままということはなく、自然と元の状態に戻ってしまうのですね。

もちろん吸収されるということは、効果が切れる前に何度か手術をおこなう必要があります。

それでも長い期間体の中に異物を入れるわけではないので、違和感や不快感も少なくなるのです。

基本的に完全に体に吸収されるのは8〜12ヶ月くらいしてからなので、半年スパンで再手術をする人が多いですね。

体に異物を残す心配がないというのは、最大のメリットであり特徴なのではないでしょうか。

糸リフトのダウンタイムはどのくらいなの?

カレンダー

糸リフトのダウンタイム持続はどのくらいなのかについて、詳しく説明していきます。

通常メスで切開するような場合は、腫れや痛みなどが2週間から1ヶ月くらい続くことが多いです。

しかしメスを使わずにおこなう方法であるため、ダウンタイムはかなり短くなっています。

腫れやむくみなどが落ち着くまでは1週間ほど、ピークは4日目にくることが多いでしょう。

細かい内出血などは2週間もあれば回復してくるので、ダウンタイムはかなり短いです。

すぐに日常生活に戻れるだけでなく、周囲の人にもバレにくくなっています。

糸リフト後のダウンタイムの正しい過ごし方

チェックリスト

クリニックで糸リフトを受けたあとは、ダウンタイムに正しい過ごし方をすることで回復を早めることができます。

逆にきちんと正しい過ごし方を守らないと、症状が悪化したり効果が感じられなかったりする場合があるのです。

では具体的にどんな過ごし方をすれば良いのか、4つの守るべきことを見ていきましょう。

手術当日はシャワーにする

シャワー

手術当日はまだ痛みも少しあり、多少の腫れやむくみが出ていることもあります。

そんな時にゆっくり湯船に浸かって長風呂をしてしまうと、血行が良くなって炎症が起きたり痛みが激しくなったりする可能性があるのです。

当日は必ずシャワーのみで軽く済ませて、血行があまり良くならないように短時間で切り上げましょう。

少なくとも症状が改善してくるまでの1週間は、長風呂は避けた方が良いですね。

痛みも完全になくなって内出血なども見当たらなければ、長風呂をしなければ湯船に浸かっても大丈夫です。

自身の状態を確認しながら、少しずつ元の生活に戻りたいですね。

手術当日は運動し過ぎない

リラックス

お風呂と同じく血行が良くなってしまうという理由で、当日の運動も基本的には禁止です。

特に汗をかいて体がポカポカしてきてしまうような運動をすると、痛みがひどくなってしまう可能性があります。

少し歩くくらいなら問題ないですが、できれば当日はゆっくり休んで不用意に体を動かさないようにしましょう。

ちょっとでも痛みや腫れが残っている時には運動は避けて、血行が良くなり過ぎないよう注意する必要があります。

1ヶ月くらいは表情は抑える

口元に指をあてる女性

顔の表情筋に対して針を刺して引き上げているため、1ヶ月間くらいは大口を開けて笑ったりオーバーリアクションにならないよう注意しましょう。

引き上げが落ち着かないうちに表情筋を過剰に使ってしまうと痛みや、鼻や頬から髪の付け根までの引きつれ感が悪化するのが心配です。

できれば1ヶ月くらいは表情をなるべくオーバーにつくらないよう注意して、引き上げが固定されるまで我慢しましょう。

1ヶ月を過ぎて少しずつ顔を動かしていって、違和感がなければ問題はありません。

笑顔を作ってみて、引きつれ感がなければなじんだということですね。

内出血はメイクでカバーする

コンシーラー

針を刺して通したあとは、点状の内出血ができて嫌な気持ちになる人は多いと思います。

いくら痛みや腫れが少なくても、内出血は地味に目立って嫌ですよね。

さすがに手術当日はメイクができませんが、次の日からはコンシーラーなどで隠せます。

もし内出血など気になるようなら、上からコンシーラーなどを塗ってファンデでカバーしてくださいね。

コンシーラーはカバー力のあるものを選ぶと、良いかもしれません。

痛みがあるときや腫れている時などは無理にメイクはせずに、様子を見ながらおこなってみてくださいね。

まとめ

糸リフトは負担が少ない方法なのか、ダウンタイムの期間や過ごし方について詳しくご紹介してきました。

医療療法ではありますが、体に負担がかからない理由としてはメスを使わず、麻酔もクリームなどというものが挙げられます。

ダウンタイムもピークは4日、長くても1〜2週間ほどで傷の回復も早いのです。

過ごし方としては、運動や長風呂は避けて安静にすることなどがあります。

表情筋をあまり使わずに、筋肉が形成されて落ち着いてくるまではゆっくり休むと良いですね。

美容整形での治療が初心者だったとしても手軽に受けられて負担の少ない糸リフト、ぜひたるみやほうれい線などが気になった時は脂肪吸引などもできるので利用してみましょう。

またその他痩身や多汗症、脂肪や美肌などの悩みがある人も、クリニックを予約してドクターのカウンセリングを受けて相談してみてください。