糸を使ったフェイスリフト、糸リフトをしてみたいけど…失敗や後遺症が怖くてイマイチ踏み切れないという人も多いのではないでしょうか。
切らないで済むフェイスリフトということで手軽なイメージですが、やはり一定数の人が術後に違和感を抱いているのは事実です。
でもきちんと対処をしていれば、後悔することもないのです。
そこで今回は糸リフトの後遺症は防げるいうことで、後悔しないための対処法をご紹介します。
糸リフトの後遺症にはどんな症状があるの?
顔を手軽に引き上げられたと思ったら、なんだか様子がおかしい…。
糸リフトの後遺症には、具体的にどんな症状があるのでしょうか。
主に7つの状態について、詳しく説明していきます。
顔がひきつったようになる
頬など顔の中でも面積が広い箇所の引き上げをした場合、引きつったような違和感が出ることがあります。
見た感じ不自然な状態になることもあり、表情がうまくつくれない場合もあるのです。
笑った時に頬の上がり具合に左右差が出やすいなど、表情を作った時に引きつりを感じやすくなります。
リフトアップの際に皮膚の浅い部分から引っ張ったり、中途半端に筋肉が引き上げられたりすることが原因でしょう。
溶けるタイプの糸であればじきに吸収されていくのですが、そうでない場合はさらに追加で引き上げをおこなう必要があります。
追加で引き上げをおこなうとバランスがとれて、ひきつった箇所が和らぐことがあるのです。
肌表面がデコボコしている
肌の表面がデコボコして、見た目も明らかに凹凸が目立つ症状に悩んでいる人もいます。
引っ張る時に力が強すぎたり、糸を挿入する場所が悪かったりするとたるみが起こってデコボコができやすくなります。
デコボコがそこまで酷くないときは化粧でごまかせますが、たるみなどが酷いとカバーできなくなるくらいになってしまうのが特徴です。
さらに追加で引き上げをおこなうと良くなる場合もあり、凹み部分に効果的なヒアルロン酸などを注入することもあります。
引きつった状態になるよりかは、対処によっては状態が良くなりやすいと考えられています。
普段からの見た目に関わる部分なので、早めに改善できるように対処したいですね。
ずっと痛みや不快感が残る
いくら切らない引き上げ方法である糸リフトでも、手術をするにあたりダウンタイムはあります。
ダウンタイムとは手術のあと経過をたどって回復するまでの期間で、どんな手軽な施術でも存在するのが特徴です。
糸リフトのダウンタイムは2〜3日で、内出血がおさまる期間を入れると1〜2週間となります。
通常ならとっくに痛みや不快感がおさまっていてもおかしくないのに、一向に良くならない場合は問題が起きている可能性が考えられるのです。
一般的にリフトアップをおこなってから2週間以上痛みや不快感が続くようなら、医師に相談しましょう。
一部だけ毛が生えてこない
通常の手術でも、メスを入れた部分は毛が生えてきにくい傾向にあります。
糸リフトはメスを使いませんが、入れた部分の毛根の細胞に触れてしまうために一部脱毛の症状が出る可能性があるのです。
産毛の部分だったり、普段ほかの髪の毛で隠れる場所だったりする場合は問題ないことがほとんどです。
しかし髪型でカバーできない箇所が脱毛している場合は、再度手術をおこなう可能性もあります。
こめかみ横などは髪型によってはカバーしにくくなるので、注意したいですね。
糸を入れた所が炎症を起こす
ずっと体内に残る溶けない糸しか炎症が起きないと思われがちですが、溶けるものも体にとっては異物ですよね。
施術が終わったあとになんらかの細菌感染を引き起こしたり、血行が良くなりすぎたりした場合は炎症のリスクが高まってしまうのです。
通常手術をしたあとすぐは湯船に浸かって入浴するのは、避けなければなりません。
炎症を起こしている細菌を、白血球が集まってやっつけていきます。
血行が良くなると白血球が集まりやすくなり、腫れや痛みなどを悪化させる原因になるのです。
当日はシャワー浴のみにして、長時間の入浴やサウナなどはやめましょう。
血行をなるべく促進しないよう、激しい運動も避けると良いですね。
ダウンタイムが明けるまでは、おとなしく経過観察をしていきましょう。
首がしまって息苦しくなる
リフトアップのあとに、首がしまって息苦しさを感じてしまうことがあります。
でもなぜ顔の筋肉を引き上げると首がしまるのか、いまいち良くわかりませんよね。
しかし顔の筋肉と首は繋がっていて、引き上げがうまくいかないと首にまで影響が及ぶのです。
だいたいの息苦しさは引き上げたあとに筋肉が慣れると良くなっていきますが、良くならない場合は手術で首のしまりを解きます。
どちらかというと切開してフェイスリフトをした場合に多く起こるので、息苦しさを感じた場合は早めに医師に相談しましょう。
人によっては引き上げたあとに馴染むまで半年くらいかかる場合もあるので、長いスパンで様子見が必要な後遺症です。
場合によっては日常生活に支障が出ることもあるため、少しでも異常を感じたら遠慮せず受診したほうが良いですね。
左右を比べて顔が歪んでくる
基本的に筋肉を引き上げる時に、左右に引っ張る力の差があってはなりません。
しかし技術が未熟な医師などがおこなうと、しばしば左右で顔に歪みが起きることがあります。
歪んでいる方の引きつりを治したり、左右ともにバランスを整えたりすることもあるのが特徴です。
左右の歪みは第一印象にも大きな影響を与えるので、症状に気付いたときは早めに相談するようにしましょう。
しばらくは毎日鏡で自分の顔を見て、歪みがないかどうかチェックしてください。
頬の高さが違う、目のキワの高さが違うなどを見つけたら病院に行きましょう。
糸リフトで後遺症を残さないための対処法
糸リフトは後遺症が怖いと悩む前に、適切な対処法を実践して不安を解消していきましょう。
後悔しないために、手術を受ける前におこなって万全の状態で受けるようにしたいですね。
それでは主に2つの対処法を、詳しく説明していきます。
カウンセリングを十分受ける
フェイスリフトに限らず、美容整形外科での治療では事前のカウンセリングが不可欠です。
自分の特に気になっているところや悩み、こうなりたいなど具体的に医師に話をしましょう。
自分がこうなりたいと思っている理想と、医師がおこなう施術の現実との差をどれだけ近くできるかが重要なのです。
カウンセリングでうまく言葉にできない場合には、メモに書くなど具体的に伝えたいですね。
また手術のあとの容姿に関することだけではなく、後遺症が出た場合やダウンタイムの過ごし方なども聞いておくと良いでしょう。
なによりも、不安がない状態で受けることが一番なのです。
疑問点などがあったら、すぐに何でも医師に質問するようにしましょう。
遠慮することはないので、時間をたっぷりかけてカウンセリングをすると失敗が少なくなります。
熟練した医師にお願いする
熟練した医師にお願いしたいのは誰でも感じることですが、問題はどのようにして熟練した医師を見極めることができるかです。
まず個人でできることは、クリニックのホームページを見て症例などをチェックします。
自分の悩みに似た症例を見つけることができたら、仕上がりを見てみましょう。
理想とする顔に近いものを感じたら、実際に病院に行ってカウンセリングを受けてみてください。
腕が良い医師でも、こちらの話をじっくり聞いてくれないと理想の仕上がりにはなりにくいのです。
悩みや理想を聞き入れてくれて、腕が良ければなお良いですね。
自分で医師の雰囲気に納得がいかなければ、もちろんほかの病院をあたって問題ありません。
早く施術を受けたい気持ちもわかりますが、病院選びはじっくり慎重におこなってくださいね。
病院選びについては、糸リフトの名医についての記事が参考になりますので、是非ご覧になってみてください。
まとめ
糸リフトは肌のたるみやシワが気になる女性に非常に人気のある美容施術になります。
しかし、糸リフトは若返るメリット以外にも後遺症が残る場合もあるのです。
今回は、糸リフトの後遺症は防げるいうことで、後悔しないための対処法をご紹介してきました。
リフトアップ手術のあとに引きつりや痛み、歪みなどの不快感が続く場合があります。
ダウンタイムが明けても症状が続く場合は、なんらかの問題が起こっている可能性が高いのです。
後遺症を防ぐための対処法は医師とのカウンセリングを入念におこなうことと、腕の良い熟練した医師にお願いをすることです。
そのためにも、あらかじめ評判の良いクリニックを選ぶことが重要になってきます。
病院選びに失敗しないように、ホームページや受診などで見極めるようにしましょう。