普段はファンデーションで隠していても、すっぴんになると露わになってしまうのが毛穴の黒ずみ。

ポツポツとした黒い点は、ひとつひとつは小さいものの意外と目立ってしまうものです。

気がつくとできてしまっていることが多いのですが、どういった原因があってできてしまうのでしょうか。

また家庭で実践できる対処法や、どうしても消えない症状を改善するための病院での治療についても気になります。

本当に病院での治療はおすすめなのか、方法についてもみていきますね。

そこで今回の記事では毛穴の黒ずみの原因や家庭での対処法、病院での治療について、詳しくご紹介していきます。

毛穴の黒ずみはどんなことが原因なの?

疑問

ふと肌を見ると、黒いポツポツが出てしまうのはどういったことが原因でおこるのでしょうか。

原因を把握しておくことで、対処法も実践しやすくなりますよね。

主に生活していく中でどれも起こり得るものばかりなので、3つの原因についてみていきましょう。

黒ニキビができてしまっている

吹き出物

毛穴に黒いかたまりが詰まっているのは、皮脂が固まってできた角栓です。

角栓が詰まったまま放置するとだんだん酸化してメラニン色素が増えて、黒く色が変化していきます。

色が黒くなってからさらに放置すると、炎症が起こって赤ニキビや黄ニキビに進行してしまう可能性があるのです。

黒ニキビができやすい箇所は鼻の周辺が多いので、顔の中でも目立つ場所なのですね。

対処法は早めにおこなっておかないと、見た目に影響を与えるので注意しましょう。

ホルモンバランスが乱れている

生理周期

女性は生理周期に関連してホルモンバランスが崩れやすく、肌の調子も変化していきやすいです。

特に生理の2週間前である高温期から分泌量が増える黄体ホルモンは皮脂の分泌を活発にさせるので、皮脂が詰まりやすくなってしまいます。

高温期には皮脂の量が増えるため、メイクを長時間落とさなかったり洗顔が不十分だったりすると黒ずんでくる可能性があります。

皮脂が過剰に分泌してしまうのは、実は肌が乾燥していることも原因なので注意が必要です。

ターンオーバーがうまくいかない

ターンオーバー

ターンオーバーのサイクルが乱れる原因は年齢を重ねたり、生活習慣が乱れると簡単にうまくいかなくなってしまいます。

通常、肌は平均で28日周期のサイクルで生まれ変わるのですが、ターンオーバーが長くなるとどんどん角質がたまっていくのです。

角質がたまると毛穴の黒ずみも悪化しやすいので、目に見えないターンオーバーの乱れのサインを見逃さないようにする必要があります。

最近肌がごわつくようになった、角栓の詰まりが以前よりも気になるといった場合はターンオーバーが乱れていないか自身の生活習慣などを見返してみましょう。

毛穴の黒ずみを目立たなくする家庭での対処法

3つ

毛穴の黒ずみが気になりだすと、とにかく隠したくなってしまいますよね。

しかし詰まった部分を隠すのは逆効果で、余計に詰まりを悪化させたりデコボコが目立ってしまったりするなど良い対処法とは言い切れません。

では具体的に、家庭ではどのような対処法を実践すれば良いのでしょうか。

少しでも開きを目立たなくするための対処法を、3つみていきましょう。

顔を温めて毛穴を開かせる

温める

詰まった部分を開かせるには、温めて皮膚を柔らかくするのが一番効果的です。

普段引き締まっている部分を開いていくためには、少しの時間ではなかなか効果が出ません。

湯船に浸かって半身浴をしたりホットタオルで顔を温めたりするのが効果的で、奥の方に詰まった汚れも落ちやすくなります。

毎日湯船に浸かる習慣のある人は、お風呂のたびに汚れが落ちやすいので症状が悪化することは少ないでしょう。

メイクを落とした後にスキンケアで肌を整えて、顔をしっかり温めてから洗顔を念入りにおこなえばだんだんと綺麗になっていきます。

洗顔をいつもより丁寧にする

洗顔

時間がないときは洗顔もさっさと終わらせてしまうという人も、結構多いのではないでしょうか。

スキンケアの基本は洗顔からとも言うように、洗顔の時はこすり過ぎずに優しくおこなうのがポイントです。

泡立てネットでしっかり泡立ててから、手でゴシゴシこするのではなく泡を転がすようにして洗いましょう。

いつもよりも時間をかけて、洗顔で汚れが詰まったのを取っていきたいですね。

スキンケアで十分保湿する

保湿

乾燥している人は皮脂とは無縁のように思えますが、実は乾燥肌の場合にはうるおいを与えようと皮脂の分泌量を増やしてしまうのです。

洗顔が終わったらできるだけ早い段階でスキンケアを始めて、肌が乾燥しないように保湿ケアをしましょう。

特に鼻の周りは目立つ箇所なので、念入りにケアしたいですね。

鼻に貼り付けて角栓を剥がすタイプのパックは皮膚の表面を傷めてしまうので、なるべくなら使用しないように注意したいところです。

一度で角栓を取ろうと思わずに、毎日少しずつ目立たなくしていきたいですね。

毛穴の黒ずみを病院で治療する時の方法とは?

毛穴の黒ずみが家庭での対処法をおこなってもイマイチきれいにならないときは、病院で治療をしてもらいましょう。

美容皮膚科クリニックなどで治療をすれば、費用はかかるものの短期間で効果が期待できて満足いく状態になる可能性が高いです。

では具体的にどのような治療法があるのか、2種類の方法をみていきましょう。

手軽なケミカルピーリング

手軽

 

ケミカルピーリングはサリチル酸やグリコール酸といったピーリング剤を塗ることで、古い角質をしっかり取り除いてくれる治療法です。

皮膚の表面を軽く溶かしていく作用によって角質や詰まりの原因である角栓を除去するので、施術後はツルツルの状態に生まれ変わることができます。

古い角質を除去して新しい皮膚の再生を促し、黒ずみのないきれいな状態に導いていくのです。

何度か施術しなければならないこともありますが、1回あたりの費用も安価なので受けやすいのも特徴でしょう。

グリコール酸よりもサリチル酸の方が刺激が少ないので、敏感肌の人はサリチル酸のピーリング剤を浸かっている病院を選ぶと良いですね。

ダイレクトに効くレーザー

光のイメージ

早く毛穴レスのきれいな状態にしていきたいとは思っても、時間がかかる治療は嫌と言う人もいますよね。

レーザー治療は皮膚に意図的に穴を開けることで再生能力を高めるレーザーや、コラーゲンの生成を促して引き締めるレーザーなど多岐に渡ります。

皮脂の過剰な分泌を抑えて、皮膚を限りなく正常な状態に戻していくのです。

レーザー照射をするとダイレクトに届くので、早い段階で状態が改善される可能性が高くなります。

レーザーは1照射単位での価格設定になっている場合があるので、きちんとカウンセリングでどの程度照射するのかを医師に話しておくと良いですね。

まとめ

毛穴の黒ずみの原因や家庭での対処法、病院での治療について、詳しくご紹介してきました。

黒いポツポツが目立つのは鼻の周りが多く、メイクでも隠しきれない場合があって厄介な状態です。

主な原因は角栓が詰まってできる黒ニキビやホルモンバランスの乱れ、ターンオーバーのサイクルの変化などが挙げられます。

家庭では洗顔方法に気をつけたり、スキンケアや顔を温めていく対処法が効果的です。

自身でのケアがうまくいかない時は病院での治療がおすすめで、ケミカルピーリングやレーザー治療などが受けられます。

短期間できれいに改善できるので、ぜひ病院で一度カウンセリングを受けると良いでしょう。