毎日の洗顔の前におこなうことといえば、クレンジングですよね。
何気なくしていることですが、本当に毛穴の奥まできれいになっているのか不安に思っている人も多いのではないでしょうか。
いくら洗顔を頑張って正しくおこなっていても、メイクや皮脂がきちんと落ちていなければ意味がないのです。
では肌の奥まできれいにするためには、どんな種類のメイク落としを選べば良いのでしょうか。
そこで今回は毛穴の奥まできれいにするクレンジングの種類について、情報を詳しくご紹介していきます。
毛穴のトラブルは1つだけじゃないって本当?
肌トラブルといえば古い角質などが詰まったなどの理由で起こるといわれますが、実は理由は1つだけではありません。
メイク落としなどそもそものスキンケアが間違っていた、乾燥しているなどたくさん要因は考えられるのです。
では具体的にどんなことが要因として挙げられるのか、4つみていきましょう。
肌が乾燥して硬くなっている
外の空気が乾いている、皮膚の内側の水分が足りないなどの理由で乾燥肌になるとだんだん内側から硬くなってきます。
すると汚れを押し出す力がなくなってきて、詰まっていってしまうのです。
汚れが詰まったまま時間が経つと少しずつ酸化してしまい、見た目が黒くポツポツとしたようになります。
それがだんだんニキビへと変化していき、トラブルの原因となるのです。
黒から白、白から赤、赤から黄と色が変化して悪化をしていくニキビ。
予防するには古い角質などで詰まったものを毎日きちんと落としていく必要があるのですね。
皮脂などが詰まってしまった
普段メイクをしていたり、汗をかいたりすると角栓などが詰まりやすくなっていきます。
毎日のことなのでその日の汚れはその日のうちに落とさないと、どんどん積み重なっていくのです。
また生理周期に合わせて高温期になると、黄体ホルモンの分泌量が増えることから皮脂量も増えます。
皮脂量が増えるとその分詰まりやすくなり、悪循環に陥りやすくなるんですね。
メイクや皮脂、汗などは毎日確実に落としていくのが基本なのです。
加齢に伴って起こるたるみ
年齢を重ねると、肌の筋肉が重力に耐えきれなくなってたるみが起こります。
たるみは単に皮膚が垂れ下がることだけではなく、毛穴を開かせてしまう原因となるのです。
皮膚が垂れ下がって毛穴が開くと、汚れが溜まりやすくなってケアがより大変になります。
顔の筋肉が重力に負けないように、表情筋を鍛えたりマッサージをおこなったりすると効果的です。
年齢を感じさせない、いつまでも若々しい美肌を維持したいですね。
クレンジングが残っている
意外と多いのが、メイク落としをする際に十分洗い流さなかったことによるトラブルです。
メイクを落とした後洗顔をしますが、ヌルつきもあってなかなかうまく落とせないことがあります。
毎日顔を洗っているのになぜか皮膚に角栓などが詰まってしまうという人は、クレンジングの洗い流し方を工夫してみましょう。
きちんと成分を残さず流せるようになれば、気がついたら改善していることもあります。
毛穴の奥まできれいにするクレンジングは?
毛穴の奥の方まできれいにするには、クレンジングが欠かせません。
ただクレンジングとひとくちにいっても人気のオイルタイプやミルク、クリームなど形状はさまざまです。
具体的に皮膚に詰まったものを取ってくれるのは、どの種類なのでしょうか。
しっかり落とすという意味ではオイルタイプが良さそうに思えますが、実は本来必要な皮脂まで取り去って乾燥させてしまいます。
オイルタイプでメイクを落とした後、非常につっぱりやすいという人も多いのでは?
乾燥すると症状が余計に悪化するので、オイルタイプを使用するのはなるべくなら避けた方が良いでしょう。
ではオイルがダメなら、何なら良いのか気になりますよね。
実は皮膚がつっぱってかさついた状態を防ぐには、クリームタイプを使うのがおすすめです。
クリームタイプはあまり使ったことがない人が多いかもしれませんが、意外と肌に優しい種類なのです。
クリームクレンジングが毛穴に良い理由とは?
クリームタイプが詰まった汚れを優しく落とし、肌の調子も整えてくれます。
しかし具体的に、クリームタイプが良い理由について把握している人も少ないですよね。
大きく分けて2つの理由があるので、肌に優しいケアをするためにチェックしておきましょう。
汚れを落とし過ぎず優しい
汚れを落とすことはもちろん重要なことなのですが、あまりに強い洗浄力だと必要な皮脂まで落としてしまう危険性もあります。
ミルクタイプはオイルほど洗浄力が強くはなく、非常にマイルドな使い心地なんです。
肌に必要なうるおいをキープしつつ、ほどほどの洗浄力で洗い流します。
しっかり落ちることよりも、保湿ができているかという方が大切なことなんですね。
余計な古い角質などに関してはこのあと洗顔フォームで洗うので、そこまで気にし過ぎなくても大丈夫です。
なじみが良くこすり過ぎない
クリームタイプは全体的にもったりとしたテクスチャーなので、肌と手の間に発生する摩擦を最小限にとどめてくれます。
肌なじみが良いせいか、強く擦りすぎることもなくメイクを落としていくのです。
中には美容液が配合されているものもあり、マッサージにも使えて非常に便利なスキンケアアイテムとなっています。
オイルクレンジングが毛穴に良くない理由
毛穴の汚れを肌に負担をかけずに落とすには、クリームクレンジングが良いとお伝えしました。
ではどうして洗い上がりがすっきりするオイルタイプやジェルタイプでは良くないとされているのか、理由が気になりますよね。
オイルタイプはまず必要以上に肌への摩擦がかかることと、肌を乾燥させてしまうために良くないとされています。
メイクや汚れなどを落とそうと頑張ってゴシゴシすると、角質や汚れはしっかりオフできても皮膚は乾燥してカサカサ。
毎日オイルを使っていると、だんだんと乾燥しやすくなって毛穴だけではなくシワなども気になってしまうかもしれません。
普段の洗顔でも洗った後につっぱるという人は、オイルからクリームへ変えてみてくださいね。
ミルククレンジングが毛穴に良くない理由
クリームタイプと同じような見た目で、もう少し柔らかいテクスチャーなのがミルクタイプです。
ミルクタイプは柔らかくサラッとしているので、メイクとしっかりなじませるという点では心許ないかと思われます。
肌を擦り付けて乾燥してしまったり洗浄力も低かったりと、オイルと近い使い心地なのです。
毛穴に良い正しいクレンジングのやり方
毛穴に負担がかからず、汚れを落としていく正しいやり方はどんな方法があるのでしょうか。
まずダメージを極力与えないためには、ゴシゴシこするのは厳禁です。
クリームをたっぷり手に取って、マッサージする感覚でなじませていきましょう。
マスカラなどクリームタイプでは取りにくい場所は、専用のリムーバーを使って丁寧に汚れを落とすのがおすすめです。
負担をかけないためにも、部分別にクレンジングを使い分けるのも効果が高いのです。
メイクがなじんだら、36〜37度くらいのぬるま湯で流します。
水で引き締めた方が良いといわれることもありますが、実は水で流すことで乾燥しやすくなってしまうのです。
結果的に開きを悪化させて負担を与えやすくなるので、洗い流しは人肌程度のぬるま湯が最適でしょう。
そのあとホットタオルを顔に当てて、汚れを浮き上がらせてから洗顔をすると効果的です。
洗顔後はすぐにスキンケアをおこない、保湿をしてください。
保湿をしないとせっかくきれいにした部分がまた開いて、汚れが溜まりやすくなってしまいます。
洗顔して軽くタオルドライしたら、すぐにスキンケアを始めて水分の蒸発を防いでくださいね。
毛穴ケアにはケミカルピーリングがおすすめ
クレンジングに気をつけてケアをしていてもなかなか引き締らなかったり、黒いポツポツが取れなかったりすることがあります。
自分でのケアに限界を感じたら、美容外科や美容皮膚科で治療をするのがおすすめです。
費用はかかりますが、効率的で短期間で効果が期待できるのが特徴です。
毛穴の引き締めや黒ずみに効果的なのがケミカルピーリングで、ピーリング剤を皮膚に塗って表面を軽く溶かしながらおこなう施術となっています。
グリコール酸やサリチル酸のピーリング剤がターンオーバーを促して、本来の健康的なサイクルに戻していくのが特徴です。
ニキビや詰まりなど、多くの女性が悩むトラブルを解消していきます。
一回の施術できれいさっぱり治るというわけではなく、何回か繰り返して少しずつ効果を実感できる方法です。
ケミカルピーリングはレーザー治療などに比べて比較的安価で受けられるのが特徴なので、美容皮膚科での治療初心者でも安心して受けられます。
何度セルフケアをおこなっても詰まりが解消しない、すぐに黒ずみができてしまうといった場合にはぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
毛穴の奥まできれいにするクレンジングの種類について、詳しく記事の中でご紹介してきました。
負担をかけずに奥まできれいにするには、オイルではなくクリームタイプを使うのが効果的です。
ゴシゴシこするのではなく、マッサージするようにメイクとなじませることで負担をかけずに洗い流すことができます。
肌を乾燥させないように気をつけるのがポイントで、水で流すなど間違った方法をしないことも大事です。
どうしてもセルフケアでは限界がある場合には、美容皮膚科などでケミカルピーリングをおこなうのがおすすめです。
効率的に悩みを解消できるので、ぜひおこなってみてくださいね。